『Xam文庫 紫式部 源氏物語〜帚木〜』
Xam文庫は、文学の名作を電子書籍化した
Xamのオフィシャルe-Bookです。
「源氏物語〜帚木〜」は、紫式部による作品。
五月雨の夜、17歳になった光源氏のもとに、頭中将が訪ねてきた。
さらに左馬頭(さまのかみ)と藤式部丞(とうしきぶのじょう)も
交えて、4人で女性談義(俗に『雨夜の品定め』と呼ばれる)を
することになる。
頭中将は、女性と付き合うなら中流の女性が一番よいと前置きし、
子までもうけた内縁の妻の話をする。
彼女は頭中将の正妻(弘徽殿女御の妹)の嫌がらせにあい、
現在も行方がわからないと語る
(後に内縁の妻が夕顔、子供が玉鬘だということがわかる)。
翌日、紀伊守の屋敷に方違えのために訪れた源氏は、
前日話題となった中流階級の女性である空蝉(伊予介の後妻)
に興味を持ち、強引に一夜を共にする。
源氏物語は、54帖より成り、おおむね100万文字に及ぶ長篇で、
800首弱の和歌を含む王朝物語です。
物語は、母系制が色濃い平安朝中期を舞台にして、
天皇の皇子として生まれながら臣籍降下して源氏姓となった
光源氏が、数多の恋愛遍歴をくりひろげながら人臣最高の
栄誉を極め、晩年にさしかかって愛情生活の破綻による
無常を覚えるさままでが描かれています。
さらに老年の光源氏をとりまく子女の恋愛模様や、
或いは源氏死後の孫たちの恋がつづられ、
長篇恋愛小説として間然とするところのない首尾を整えています。
|